CHIHO’s blog

宇宙にお任せして『自由』に生きよう♬

貴志祐介さん著 おすすめの恐怖作品『黒い家』 傑作のホラーサスペンスです

f:id:chihonakajima:20151106180518j:plain

 

今晩は CHIHOです。

 

秋の夜長におすすめの本を紹介します。

 

貴志祐介さんの黒い家

 

万人受けは期待してません。(苦笑)

また

食事前後に読むこともおすすめしません。(苦笑×2)

食べる前だと食欲は失せます。

食べた直後だと吐きそうです。。。。

 

ただ読み応えは半端ないですっ!!(笑)

これが私の初「貴志祐介作品」

以後、虜になり彼の作品はすべて読んでます。

そのきっかけをくれたスゴイ本です!!!

 

あらすじ

 若槻慎二は、生命保険会社の京都支社で保険金の支払い査定に忙殺されていた。ある日、顧客の家に呼び出され、期せずして子供の首吊り死体の第一発見者になってしまう。ほどなく死亡保険金が請求されるが、顧客の不審な態度から他殺を確信していた若槻は、独自調査に乗り出す。信じられない悪夢が待ち受けていることも知らずに…。恐怖の連続、桁外れのサスペンス。読者を未だ曾てない戦慄の境地へと導く衝撃のノンストップ長編。第4回日本ホラー小説大賞大賞受賞作。

 

引用 『黒い家』文庫本 背表紙より

 

主人公の岩槻は保険会社に勤めており

死亡保険金の査定員として働いてます。

いわゆる死亡による保険金の支払いが

可能か否かを調査する仕事です。

 

ある日、被保険者である少年の首つり現場に遭遇します。

 

少年はすでに死亡しており、多額の保険金が掛けられていた。。。

自殺か?保険金目当ての他殺か??

 

他殺を疑った主人公は調査に乗り出し

首つりの状況をはじめ、少年の家族を調べていくうちに

予想通りの調査結果を得るとともに

予想外の展開に巻き込まれていきます。。。

 

私が一番怖いのは。。。

ホラー作品にはいろんな系統があります。

 

内臓ぐちゃぐちゃのスプラッター

お化けや妖怪などの心霊系

モンスター系や

悪魔などのオカルト系

 

と多岐に渡っています。

 

ホラー映画が好きで

ホラー小説も読む

そんな私が得た結論は

 

狂った人間が一番怖い!!!

 

ホラーって実はそんなに怖くない 

ホラー作品に触れて、常々思っていたことは

 

お化けや殺人鬼って架空要素が強いから説得力がないよなぁ。。。

もし現実にあるとしても遭遇する確率も低そうよなぁ。。。

 

なので真に迫った恐怖を感じることは少ないです。

 

またそんな構えで

ホラー小説や映画などに触れていると

 

ああ、これが犯人だな

とか

ああ、ここで死ぬな

とか

 

結構パターンが見えてきます。

 

しまいには

 

はい、キタ―――^^(笑)

 

先読みして笑えたりします。

 

一般的なホラーの怖さって

お化け屋敷と似ていて

どきどきしてるときに

わっ!!!

と驚かされるのでどきどきが倍増して

怖いって意識につながる。。。

 

なのでパターンが読めると

どきどきしないのでそんなに怖くないのです。

 

生きてる人間の狂気が一番怖い 

この黒い家

保険金目当てで起きたであろう死亡事故の

真相の解き明かしが軸にあるので

サスペンス要素が強く

物語に説得力があります。

 

そんな中

だんだん狂気の世界が押し寄せてきて

融合しながらラストに至ります。

 

説得力のある狂気の極致です(汗)

 

読後、10年以上たった今でも

ラストのクライマックスシーンは

本なのに

映像として

私の脳裏に浮かんできます。

 

正直、トップの本の写真を載せるのも

気持ち悪いくらいです(失笑)

 

ちなみに映画化されてます

日本(1999年)と韓国(2007年)で映画化されています。

 

日本映画では

主人公  内野聖陽

少年の父 西村雅彦

少年の母 大竹しのぶ

という配役です。

 

ネタばれしたくないので詳しく触れませんが

大竹しのぶさん演じる「少年の母」がキーマンで

私が読んだ時のイメージは

渡辺えり(旧芸名 渡辺えり子)さんです。

この映画観てませんが

渡辺えりさんしかないっ!

となぜか自信持ってます(苦笑)

 

渡辺えりさん

 

 まとめ

第4回日本ホラー小説大賞受賞作品ですが

私の中ではホラーよりサスペンスが強いです。

400ページ弱の長編ですが一気に読めます。

そしてこれが面白ければ、他の貴志作品にものめり込めますよ~^^

 

【おすすめ記事】

宮部みゆき カテゴリーの記事一覧 - CHIHO’s blog