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イギリス留学を終えて 日本語の「すいません」には sorry と excuse の2種類があることに気づく

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こんばんは CHIHOです。

 

今、心理学を学んでいます。

そこでは「『感謝』を伝えよう」と学びます。

 

その視点から周りの物事を見た時に

日本人ってありがとうではなく、すいませんって言う人が多いなぁ

と気づきました。

そういう文化というか、慣習というか。

 

すると、イギリス滞在中やヨーロッパを廻っていたときなど

sorry

ってあまり耳にしなかった記憶がよみがえってきました。

 

当時は「謝らない国民性だなぁ」と思っていました(苦笑)

でも、文化の違いだったんですね。

 

例えば

イタリアのサッカーチームに所属している長友佑都選手がゴールを決めた後

チームメイトが駆け寄って来て、皆で「お辞儀」をしています。

 

日本でこれは感謝とも謝罪ともとれる行為だと思いますが

私が訪れた海外ではこのようなアクションを見たためしがありません(笑)

 

日本人である長友選手を象徴する行為として

「長友が決めたらお辞儀」としていたんだろうと思います。

 

つまり日本人はお辞儀をする文化を持っていて

それはヨーロッパをはじめとする海外では珍しいことだと。

 

ちなみに、タイではお辞儀を見かけたので

仏教の教えに基づくものなんだろうなぁと思います。

 

そんな具合で留学中の私は

sorryとexcuseのニュアンスの違いをよくわからず

sorryをなかなか言わない英語圏の人たちを知り

自分は「すいません➡sorry」と単純にダイレクトに訳して使っていたなと。

 

もちろんシチュエーションとして体が覚えている時

例えば、道を尋ねるときなどはexcuseでしたが

とっさの時はsorryを乱発していたように思います(苦笑)

 

*******

 

帰国後、英語に接すると

sorry ではなく excuse を使う方たちにさらに多く出会うこと

また

心理学で「感謝」を伝える尊さを学ぶことで

日本語の「すいません」にある2つの違いに気づかされました。

 

「何を今更」と思う方も多いかもしれませんが

私には目から鱗でした。

 

というのも、その意識に至ってから

日本人の友達とのやり取りと

海外の友達とのやり取りを比較すると

圧倒的に日本人は「すいません」という表現が多く

逆に海外の友人からは「sorry」の単語をほとんど見かけません。

その分「thanks」などの「ありがとう」が多いのです。

 

そこでさらに深く記憶をたどっていくと

「なんでCHIHOはそこでsorryっていうの?」

と海外の友達に言われたことも思い出しました。

 

日本人にとってすごく便利な「すいません・ごめんなさい」を

そのまま直訳して「sorry」にすると

英語を使う方たちにはかなり不思議に映ります。

 

彼らは

 

自身の原因などで起こったことに謝るときはsorry

 

人の間を抜けて通る時とか

立ち止まって道を尋ねるときとか

いわゆる去り際に「ありがとう」と言える場合はexcuse

 

と使い分けているのかなぁと感覚的に理解してます。

 

ちなみに

私が学んだイギリス英語では近いニュアンスで

pardon

というのがあります。

 

これは会話中に、相手の話が聞き取れなかったときにしか使いませんでした。

excuseと同様に使えそうな単語なのですが

人ごみをかき分けて進むときに使ったりはしなかったですね。

 

*******

 

私は英語に慣れるまでは(今でも慣れているわけではないですが)

日本文を英文にダイレクトに訳して使っていました。

伝える感情はあまり気にせず、形式的に変換して。

 

しかしいずれも言語という

人の気持ちを伝えあい、理解するツールなんだと気づいてからは

 

日本語でも英語でも

自分の発する言葉=気持ち

として捉えることで

あまりガチガチにならずに、間違うことへの不安も薄れて

コミュニケーションがとれるようになったかなと思います。

 

私が受けた英語教育では

単語の意味を覚え

文法の形を覚え

間違わないことが良しとされていたと思います。

 

確かにこの部分も理解していないと「勘違い」は多発してしまします。

 

ただ

 

英語も言葉なんだ

気持ちを伝えるツールなんだ

 

そう思って、日本語と同じように

間違っても間違っても言葉を紡ぎ続けることで

勘違いも少なくなってくると思います。

 

そう思えれば、英語への向き合い方も違ってくるかなぁ

もっと楽しいものになるかなぁと今は思います^^

 

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