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イギリス留学記 部屋を探す方法は、日本のそれとは全く異なる まさに別世界だったー!!!

 

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こんにちは CHIHOです。

 

今回はイギリス留学で部屋を探したときに

日本とのあまりの違いに度肝を抜かれつつも

どのようにシェアハウスを借りれるまでに至ったかを

綴っていきたいと思います^^

 

ホームステイ先を出るきっかけ

日本で留学エージェントにお世話になった際に

こうアドバイスをもらいました。

 

「慣れるまでは1か月、ホームステイした方が良いですよ」

 

なるほど、今思い返しても

ホームステイをしたことで

イギリス到着後すぐにご飯と温かいベッドにありつけました。

学校のある市街地までのバスの乗り方など

基本的なイギリスでの生活方法を身に着けることが出来ました。

「学校生活になれる」というところに自分の神経を集中させることも出来ました。

 

ただ、私のステイ先はバングラディシュ人家族で

生活習慣や文化・価値観が全く違ってました。

 

一番私に堪えたのは「食事」

それは「食」への興味が尽きない私にとって

生きる上で重要なウェイトを占めるもの。

彼らが用意してくれるものは私にとって

決して満足できるものではありませんでした。

 

ホームステイ先には、学校を通じて滞在費を支払いますが

そこには食費も含まれています。

そして先進国であるイギリスだけに

その費用は決して安くはありません。

 

私にとって高い費用を支払ったうえで

粉々に砕いたインスタントヌードルにハムを一枚乗せた夕食に

私は「一刻も早く部屋を探そう!」と思わざるを得なかったのでした。

 

学校にいる「便利屋」さん

私の通っていた語学学校には「何でも屋」のようなスタッフがいます。

「困ったことがあれば何でも僕に相談してくれ^-^」

初日の入学ガイダンスでその存在を知りました。

 

家を探す手始めに、私は彼を頼ることにしました。

 

「シェアルームを借りたい」

 

そう申し出た私に彼は、手書きのメモを一枚、手渡してきました。

そこに書かれていたものは

gumtree.com

「ここを見ればシェアハウス情報があるよ」

 

あれだけ頼っていいアピールをしていたにも関わらず

部屋を探している私に彼がしてくれたことは

イギリスの「なんでもサイト」のアドレスを教えてくれただけ。。。。

 

この時、私の英語力は「小学生」レベル

その私によくわからんイギリスのサイトを使って自力で探せというのです。

当然すべて英語で。。。。

この時

彼の調子の良さを恨んだのは言うまでもありません(苦笑)

 

全く違う不動産屋事情

学校の何でも屋には頼れないと思った私は

早速、自力で部屋探しを始めました。

 

通学路で見かける不動産屋を外から眺めては

貸し物件の案内がないかどうかを確認する日々。

 

休みの日には通学エリアを越えて不動産屋巡りをしました。

 

しかし

表に貼られている物件は城のような大きな家ばかり

しかもレンタルではなく、売り物件の様子。

店内にスタッフがいた際には、思い切ってドアを開け

シェアハウスの取り扱いがないかを聞いて回りましたが

扱っていないところばかりでした。

 

どうやら、日本の不動産屋とは勝手が違うようだと

だんだん悟るようになりました。

 

クラスメイトも空振り

同時進行で、クラスメイトにも住居環境を尋ねてみましたが

ほとんどがティーンネイジャーのような若者だったので

私と同様ホームステイか、すこし割高の学校寮で暮らしている子たちばかり

シェアルームを自力で借りてるような情報は得られませんでした。

 

いよいよgumtreeと向き合う

学校生活を送りながら、自力で情報を仕入れるうちに

いよいよ日本とイギリスでの部屋の探し方・借り方の違いに気づきだしました。

 

どうやら日本のような不動産屋は存在せず

部屋を借りるような小さな物件は

オーナーが直接貸し物件をサイトにあげ

私のように借りたい人はそこから条件の見合った物件を探し

直接交渉して借りるという方法です。

 

「小学生英語レベル」の私には気の遠くなるシステムでしたが

あんなひもじい夕食は嫌だ!!!

何よりそこに多額の費用を払っていることが許せない!!!

その負のエネルギーをバネに、英国式部屋探しに臨みました(笑)

 

  1. サイトで条件の見合った物件を探す。
  2. サイトに記載されている連絡先に電話かメールで連絡を入れる。
  3. 日取りを決め、内覧に行く。
  4. 契約をする。

 

簡単に書くと、以上のような流れで部屋を借ります。

ただ、立場でいうと、オーナー側が完全に上です。

たとえ自分が気に入っても、オーナーが気に入らなければ

借りることはおろか、内覧にもたどり着けません。

手順2.で連絡して返事が来ないことも、当然あります。

 

私はホームステイを1か月としていたので

悠長に過ごしている時間はなく

学校以外の時間はほぼ部屋探しに充てていました。

 

日本の常識がこんなに通用しないものかと痛烈に学びました。

軽く人間不信に陥りましたし、これが世の中なんだとも学びました。

 

日本との大きな違い

  • すべて自分が動く

日本はホントに便利で優しい国だと思ったのはこの点です。

 

部屋を借りたいのは私なので、全て私が動くしかないのです。

借りたい部屋の住所をググって行き方を調べ、自力で行きます。

サイトには地図も行き方ももちろん載っていません。

この時ほど、googlemapのありがたみを実感したことはなかったです。

 

オーナーが男性だと思われる場所には昼夜問わず

クラスメイトの男の子についてきてもらいました。

想像できるリスク回避は自己責任です。

 

  • すべてオーナー主導

留学先が「ケンブリッジ」という学生の街だったせいもあるのか

オーナーは「店子を選ぶ」権利を持っていました。

 

親日家のニュージーランド人の部屋に行った時のこと

さすがは親日

今までのオーナーに比べてとてもフレンドリーでした。

キッチンやバスルーム、部屋を見せてもらい

慎重派の私は即決できなかったので、後で返事をしたいと申し出ました。

すると彼は

「他にも内覧の予定が入っているからすぐに返事をくれないと保証はできないよ」

と終始笑顔で答えてくれました。

部屋を出て、帰り道すがら、それまでの部屋探しの状況を鑑みて

「やはり彼の人柄をしても、多少高くても狭くても借りよう!」

と帰宅後すぐメールを送りましたが、一切返事はありませんでした。

それまでマメにメールでやり取りしていただけに大ショックでした。

 

こういうことは彼だけにとどまらず

私の出会ったほとんどのオーナーが多少の差はあれこのような様子でした。

 

結果オーライ

今までイギリスでの部屋探しで厳しい現状を綴ってきましたが(苦笑)

最終的に私は

「この日出るか出ないか決めないとホームステイ費用を1週間分払わなくてはならない」

というギリギリのタイミングで

写真にあるシェアルームを借りることが出来ました。

 

それまでの部屋探し経験から

  • 部屋の条件の妥協点を見つける
  • 即決する

など学んだことをフルに活かして得られた物件でした。

 

おかげで、私はとても恵まれたオーナーに出逢えることになったのでした。

 

親日家のスリランカ人オーナーは

ホームステイ先まで車で往復し、私の引っ越しを手伝ってくれました。

寒いしお腹も減ってるだろうと

彼のお気に入りのfish&chipsのお店に連れていってくれて

ごちそうしてくれました。

家具付きの部屋はよくありますが

布団やまくら、シーツにタオルなども貸してくれました。

シャワールームの電気が点かないと連絡すれば

次の日すぐに直してくれました。

帰国の日は部屋を明け渡す日になるので、立ち合いで確認作業をしますが

それを終えた後、彼は私を空港行きのバス乗り場まで送ってくれました。

 

1か月部屋探しで悪戦苦闘した結果

私は良いオーナーに逢うことが出来ました^^

 

また英語で物件を探していたので

cozy(こじんまりして居心地が良い)

comfortable(快適な)

のような部屋を表現する言葉を覚えました(笑)

 

まとめ

私は部屋探しを始め、イギリスでのシェア生活を送ることで

どこでも生きていける自信を培ったと同時に

切羽詰まれば何でもできるということ

そしてそう動いていれば

最後にはご褒美として良いものを得られるということを

体験することが出来ました。

 

また、日本の生活で培った「当り前」は

全く当り前ではないということを身をもって納得できました。

日本の常識は海外では通用しません(笑)

そこにフォーカスして「ひどい」なんて思っていても

事態は好転はしないのです。

当時はそれこそ「非情だ」と思っていましたが

彼らにはそれが「当り前」なので非情なんて感覚はないのです。

 

イギリスには英語力をつけるために渡りましたが

それ以上の学びもたくさんたくさんありました。

 

大きな広い意味で

「やりたい!」と思えることにはまず「やってみる」

そうすれば

予想以上の学びがそこにあるんだなと私は思ってます^^

 

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